目指す港がないような航海をしていたら、どんな風が吹いても助けにならない。
ミシェル・ド・モンテーニュ(フランス/哲学者)
切っても切り離せない関係にある、人生とお金について、客観的な視点からお客様をサポートするのがウェルスマネージャーの仕事です。そもそもお客様がお金をどうしたいのかという方針を決めていくファイナンシャルプランニングから、実際に具体的にどのように活用していくのかという実行支援とその後のフォローまで、お客様とご家族が後悔しない、長期的なお付き合いを目指します。
ウェルスマネージャーという仕事
ウェルスマネージャーとは、法律と金融の専門知識を駆使しながら、顧客とその家族の財産を守る金庫番のような存在であり、単なる金融商品のセールスとは一線を画します。
仕事の領域は、顧客の資産とその他お金に関すること全般であり、弁護士や税務顧問、会計士や投資アドバイザーのうち複数の分野またはその専門家のとりまとめ役を担うことも想定されます。
各国でそれぞれ優位性のあるサービスを取り込みながら、グローバルに活動する顧客を、最適なプランを構築して支えます。
小難しく聞こえるかもしれませんが、要は顧客とその家族が歩みたいと願う人生のため、お金周りの相談役を買って出る存在なのです。
課題認識
「お金周りのことを相談する人がいるか?」という質問に対して、どのくらいの人がイエスと答えるでしょうか。相談する人がいると答える人も、多くの場合は友人や家族であり、そもそもご自身のお金周りのことを把握してくれている第三者を思い浮かべられる人は少ないのが現状です。ここには確かにプライバシーの壁もあるわけですが、そもそも第三者に相談する習慣がない、というのも関係しています。
これまではお金周りのことをきちんと専門家に相談できる環境もあまりなかったかもしれません。自分より金融に詳しいと思う人に話を聞いてもらったところで、結局は金融商品のセールスに行き着くことが多いのかもしれません。
欧米では、医者や弁護士と並んで、金融の専門職が成立し、家族を支えています。面談の内容は子供の教育や人生設計、相続まで多岐に渡ります。
私自身は、本当にあなたが抱えていた課題が解決でき、目指している姿に近づけているのか、伴走しながらサポートする専門家でありたいと思います。
サービス形態
お悩みに合わせて大きく分けて2形態のサポートをしています。
ウェルスアドバイス
↓ こんな方にオススメです ↓
- これから資産運用を学び、資産を形成していきたい方
- どの金融商品に手をつけていいか分からない方
- 他社から受けた提案の良し悪しの判断がつかない方
お金に関する知識がない、経験がない、だからどうしていいか分からない、は当たり前のことです。誰しもが通る道ですが、大切なお金であるからこそ、とりあえず何かをやって失敗すればいいというものでもありません。かといって、十分なお金がないから、忙しいからといつまでも先送りにしてもいけません。現在ご自身がどのような経済状態にあり、そして将来に向けてどのようなアクションをすべきかは人それぞれ、また考えるそのタイミングによって異なります。ウェルスアドバイスを通じて、自分一人で考えるだけでなく、誰かに相談することで解決するものがあることに気付いていただけるはずです。
基本料金:HK$5,000(一括払)
✔︎ ファイナンシャルニーズ相談
✔︎ 保険プランの選定、見直し
✔︎ 投資口座(一括/積立)の開設
✔︎ 継続フォロー(年一回の定期面談)
プライベートウェルス
↓ こんな方にオススメです ↓
- 資産状況の全体像を把握して見直しを行いたい方
- 現在ある資産の効率的な活用を考える方
- 資産継承を想定したプランニングを行いたい方
築いた資産には常に歴史がありますが、それは果たして今後のご自身にとって最適の形になっているでしょうか。稼ぎ、儲けることに必要なスキルと、資産を保全し、有効に活用するためのスキルは異なっていることに薄々気付いているのではないでしょうか。資産を増やすはずが、業者に手数料だけを払う結果になっていませんか。
今一度、収入や支出の状況、資産や負債の状況をしっかり整理した上で、今後のご自身及びご家族のライフプランについて一緒に考え、総合的にサポートをさせていただきます。
ご要望に応じて、法人設立や永住権取得、相続や信託、遺言など、信頼できる専門家とも協業をしながら、より複雑な課題にも取り組みます。
基本料金:HK$24,000(一括払)
✔︎ ライフプランニング
✔︎ ご家族も含めた幅広い内容の相談
✔︎ オーダーメイドポートフォリオの提供
✔︎ 専門サービス(借入、法人、信託、相続、税務等)
✔︎ 継続フォロー(年複数回の定期面談)
ライフプランニングサービスの全体像
常に会話の中心はお客様とご家族であるべきです。
投資一任 × 残高連動報酬
プランニングを通じて、お客様がこれまでどのように考え、行動し、そして現在悩んでいるかを理解し、将来の姿が一緒にイメージできたならば、その目標の実現に向けたポートフォリオを作り込むのはプロの仕事です。
残高連動報酬(預り資産ベースフィー)という報酬体系を通じて、長期にわたってお客様をサポートするためのサービスがDiscretionary Investment Account(投資一任口座)です。取引手数料やファンド管理費用などを徹底的に抑え、お客様にとって手残りの多い運用を実現します。
運用を委託することにより、お客様はビジネスや家族との団らんにより多くの時間を割くことができ、一喜一憂しない、長期的な投資が可能になります。運用の実績はリアルタイムで確認ができ、お客様名義の口座でいつでも入出金ができます。
ご依頼の流れ
お問い合わせ
電話、メール、お問い合わせフォームなどいずれかの方法でお問い合わせください。確認次第、こちらから折り返しご連絡いたします。
ディスカバリーミーティング
お客様のことをまずは知るために、対面ないしオンラインでの面談を行います。普段思っていることや今後のライフプランなどをざっくばらんにお話しください。私からもお客様の考え方に焦点を当てて質問ややりとりをさせていただきます。目安は1時間ほどですが、より多くの時間をかけた方がよい場合があります。
ライフプランニング
そもそもお金の話をするにあたって、現状を正しく把握できている人は多くありません。ライフプランの実現において、どのような課題があるのかを実際にシミュレーションをして確認してみましょう。数値化、視覚化することで必要なことや不必要なこと、最悪のシナリオなどが具体的にイメージできます。
アクション
一連のプロセスを経て、お客様のファイナンシャルヘルスを総合的に診断し、レポートにしてお渡しします。この頃には、それまで考えてこなかった課題も認識できていることでしょう。その上で弊社として提供し得るものについてご案内しますので、ご同意をもって先に進んでいただきます。ご投資や保険の商品にしても、お客様自身の課題があることがはっきりして、そして目的が見えたときに初めて選べるものであり、場合によっては必要ないかもしれません。安易にソリューションに飛びつかないことで、効率的な選択ができます。
レビュー
アクションをする前とアクションをした後では見えているものが違っているかもしれません。もちろんすぐに評価できないものもあるかもしれませんが、少し時間が経ったら初期のレビューを行いましょう。その後は定期的な面談を通じて、必要に応じて、ご自身の経済状況、ご家族の状況等の変化を反映させていきます。
ディスカバリーミーティングを通じて、お客様の課題を把握し、その後、発生する費用についてお見積もりさせていただきます。
なお、日本国内の投資者に関しては有価証券関連業にかかるサービスの対象とならず、サービス自体の提供ができない場合がございます。