申洲国際集団控股 (シェンジョウ・インターナショナル)は中国のニット衣料品最大手企業。垂直統合モデルで大手ブランド向けのOEMを担う。
目次
サマリ
申洲国際集団控股 (シェンジョウ・インターナショナル)は1990年創業で、浙江省寧波市に本社を構える、中国のニット衣料品最大手企業であり、カスタマイズされた織物、染色、刺繍、裁縫などのサービスを提供する。同製品の輸出においても中国最大クラス、対日輸出額でも中国最大クラスである。
ナイキやアディダス、ユニクロ、プーマなどを主要顧客とし、売り上げの約7割はスポーツウェア部門でのOEM(相手先商標製品製造)が占めている。各ブランドに対して専用の生産施設を作り、垂直統合型のビジネスモデルによって高い生産性を実現している。中国国内で確立したビジネスモデルを、ベトナムやカンボジアなどにも展開をして、生産規模の拡大にも取り組んでいる。
創業当時の中国アパレル製品の品質に課題を感じた馬建栄会長は、日本での研修経験をもとに、品質向上を目指した。結果として、1997年にユニクロから受注を勝ち取り、馬建栄会長自身も自社株を買い集め、経営を確立させた。2005年11月には香港証券取引所に上場している。
特徴
筆頭株主:馬建栄(Jianrong Ma) 約43%
同銘柄の筆頭株主は同社会長である、馬建栄が務める。
配当利回り:約0 – 1%
外部格付け: なし(2021年5月時点)
株価推移
TradingView提供チャート 2313 SHENZHOU INTL
最近のトピック
2005年よりカンボジアをナイキ製品の重要な生産拠点と位置付けたシェンジョウ・インターナショナルであったが、中国の一帯一路政策とも重なり、カンボジア市場の拡大とともに同地域へのコミットメントを強めている。
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China’s Shenzhou starts work on $150m Cambodia garment factory
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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。