<サマリ>

小米集団(シャオミ, Xiaomi)は中国北京に本社を置く、総合家電メーカーである。2010年に雷軍(Lei Jun)によってスマートフォンメーカーとして設立された。香港証券取引所には2018年7月に上場し、その後2020年9月7日よりハンセン指数の構成銘柄入りを果たしている。

経営ビジョンは「世界中の人にイノベーションを」としており、行動指針を「イノベーションの追求」「コストパフォーマンス」「クールな商品」の3つに集約している。とりわけコストパフォーマンスの観点に関しては、ハードウェア製品の利益率を永久的に5%以下に抑え、それを超えた分を全てユーザーに還元する方針を持っている。

もともと武漢大学出身の雷軍はソフトウェア会社に16年勤務し、社長まで上り詰めたが、38歳の時に社長を辞し、平均年齢45歳の仲間たちとともにシャオミを創業した。

MI-ONEに始まり、年間に1機種のみを発売し、大量生産をするという方針で、2014年には中国シェア第1位、世界でも第3位の大手スマホメーカーとなった。その後は低迷したが、2020年には再びアップルを抜き、世界ランキングで第3位に躍り出た。

タブレットやノートPC、スマートテレビ、スマート白物家電と、徐々に総合家電メーカーとしての地位を築き始めたことも大きい。インドではスマホシェア第1位をとり、日本にも進出。ライバルのファーウェイの苦戦もシャオミにとっては追い風となっている。

<特徴>

筆頭株主:雷軍(Lei Jun)約13%

同銘柄は創業者である雷軍が筆頭株主であるが、株主は分散されている。

配当利回り:0 %

外部格付け:フィッチ BBB / Moody’s Baa2(2021年1月時点)

<株価推移>

TradingView提供チャート 1810 XIAOMI

<トピック>

小米集団(シャオミ)はフィンテック分野においても拡大を目指しており、香港ではアジア最大の独立系投資銀行であるAMTD Group(尚乗集団)とJVを設立し、株式の90%を所有し、バーチャルバンクである「Airstar Bank(天星銀行)」の展開を目指している。

日本進出においてもコスパ最強との呼び声は高く、スマホキャリア「Mi 10 Lite 5G」にしてもスマートバンド「Mi Band 5」にしても評判は良く、また、2021年にはスマホのフロントカメラを、画面内蔵カメラの搭載に変えることを約束している。

<最近のニュース>

「スマホで稼がないスマホメーカー」シャオミ、その異色のビジネスモデルに迫る

Business Insider

Xiaomi(小米)、香港でバーチャルバンク「Airstar Bank(天星銀行)」の試験運用を開始

THE BRIDGE

中国スマホ「シャオミ」が4000億円超の調達計画

東洋経済オンライン

シャオミ躍進の陰にファーウェイの苦境、持続困難も

Wall Street Journal

*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。