投資や資産運用においては情報収集は欠かせません。情報が溢れる現代において情報収集を効率的に行うためのコツとは何か、解説してみます。

投資には情報が欠かせない

そもそも、投資において情報は命です。

全ての人に情報が瞬時に伝達され、全ての人が同じ情報を持つのであれば投資の機会はなくなってしまうかもしれません。投資でなくても、商売でもそうかもしれませんね。多くのビジネスは情報の格差の上に成り立っているのです。人よりも優れた情報を持つことが大事なのです。

ただ、投資を始めるにあたっては情報力としては劣位からスタートすることの方が多いでしょう。

その状況を打開するためにおこなうのが情報収集ですが、果たして情報力を身につける必要はあるのでしょうか。

投資案件の中には、情報開示を限定しているもの、開示をしていたところで結果が読めるものではないものがあります。

ただ、始めから理解することを諦めて、人から勧められたものだけを選んだり、あるいは話が難しくなってくると思考停止に陥ったりすると、投資で失敗するリスクは高くなります。

情報の格差があることを分かった上で、「分からない」ことを解消し、「どうしても分からない」ことを特定する作業を行います。

調べて考えた結果、「どうしても分からない」部分をリスク(=不確定事項)とみなし、自分が許容できるのかどうかが最終的な投資判断に関わってきます。

情報収集においては、インターネットで検索して調べたり、業者に問い合わせたりすることで、断片的な情報を重ね合わせて、整合的な真実に辿り着く、モザイク理論という手法もしばしば用いられます。

投資の情報源

投資案件そのものなのか、あるいは投資に関する知識なのかは人によりますが、投資の情報源は以下のようなものがあります。

  • 新聞
  • 雑誌
  • インターネット記事
  • Youtube
  • セミナー
  • 人伝て

どれが正解というものでもありませんが、いずれも発信されている情報であることには注意が必要です。つまり、発信する側には意図があり、そして期待する受け手がいるわけです。大衆向けなのか、一部の層に向けたものなのか。メディアによって視聴者が違うこともあるでしょう。

流れてくる情報で勉強をする時間はゼロというわけにはいきませんが、かと言って情報は世の中に溢れており、勉強に終わりは来ません。

大切なのは、様々なメディアを通じて興味を持ったことをきっかけとして、情報の質を上げることを心がけることです。

情報の質を上げるには

自分の情報レベルを上げることはさらに良質な情報に到達するためには確かに必要です。初歩的な情報だからといって重要でないわけではありません。

このことは掛け算を社会人になっても使うのと同じで、掛け算を知らない人は微分・積分は分かりませんね。が、微分・積分ができるからといって偉いわけではありません。

情報には人によって必要なものとそうでないものがあるのです。

投資における情報の質とは、知識として蓄えるものというよりは、意思決定に資することであると考えます。

大量の情報があってもそこから何も意思決定できなければ単に知識欲を満たしているにすぎません。

簡潔で、単純な情報であっても、それを通じて意思決定ができるなら情報の価値は高いと言えるでしょう。

金融アドバイザーとしての経験

金融アドバイザーは一般の人よりは金融の知識や心得があるし、そうでなければ職業として成り立ちません。

だから、金融アドバイザーとおしゃべりをすることで情報を収集しようと思うことは理にはかなっています。

しかし、明らかに情報が欲しいだけの問い合わせに対して、あまりいい顔をし続けることはできないと考える金融アドバイザーは少なくありません。なぜなら、その欲しがっている情報を価値として商売をしているからですね。

アドバイスは本来タダではないし、お互いに時間を専有していることは忘れてはいけません。

時間をかける以上は、意思決定に資する情報を提供して価値を感じてもらいたいとアドバイザーは考えているものです。無料の範囲で、という人はいるものの、本来そのようなものは一切ないのです。

実際、無料の範囲で情報を求める人は、それを意思決定の役に立てることを想定していないので、質問のレベルも上がってこないことが多いです。単に疑問に思っていることを口に出しているに過ぎないからです。その答えがどのようであるかはあまり問題ではないのでしょう。

情報を集めるフェーズは投資家には必ずあります。例えば、自身のスタンスが決まっていて、それに見合う商品を探しているフェーズと、ただ資産運用に興味を持ちはじめてとりあえず誰かに聞いてみようと思うフェーズでは情報の集め方にも少し違いが出てきます。何のために情報収集しているのか見失わないようにしましょう。

等身大の自分で臨むべき

金融アドバイザーも医者やコーチと同じです。どんなに顧客としての自分を大きく見せたところで、あるいは小さく見せたところで、時間をかけて本来のあなたの状態を他人として理解することに一生懸命になります。

スタート地点は常にそこです。クライアントを誤解してしまって何か話を進めることほどリスキーなことはないからです。

特に資産運用の金額に関してはこのことがよく当てはまりますし、あるいは資産運用に対する理解度もそうかもしれません。

いっそのこと、等身大の自分で臨んでみて、自分が金融アドバイザーにとってどのような存在に見えるかを客観的に判断してもらうことに時間を割いてはいかがでしょう。そうすれば自ずから自分が進むべき道について考えるきっかけが得られるのではないでしょうか。

それに真摯に取り組んでいる印象があるだけで、どのような手を差し伸べればいいのかが分かることだってありますしね。

以上、投資や資産運用における情報収集のコツでした。

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