香港の夏はとにかく暑い!太陽が照りつける時間帯は何もしたくないけど、夏だからできることって何かないの?という贅沢な人にうってつけなのがイカ釣りです。日が沈む夕方から始められます。今回は少しプライベートな投稿をしてみます。

イカ釣りってどうやって参加するの?

季節になると、イカ釣り自体は香港各所で企画されます。日本語対応の会社も含め、多くの旅行会社がツアーを組んでいますが、ツアーだと事前に予約申し込みをする必要があります。インターネットやFacebookでも募集をしているものもあるので、まずは探してみるところから。

それ以外にも、クルーザーやボートをチャーターすればプライベートなイカ釣りは実現できます。早めにイカ釣りに興味あります!と声をあげておけば、誰かしかの企画にのることもできるでしょうし、もちろん人を集めてチャーターすることだってできます。イメージとしては20人〜最大40人くらいですが、40人となるともはやイカ釣りはメインではなく、ボートパーティのついでにイカを釣るって感じでしょうね。

そうはいっても夏の香港は天気が読めませんし、ふらっと気が向いたときにイカ釣りをしたい!という人も多いはずです。そんな人には当日申し込みのイカ釣りがオススメです。香港は港湾都市ですから、人が集まるなら出せる船はあるわけです。ローカルの人に混ざるもよし、友人と数人で乗り込むもよしです。

イカ釣りの船はどこから出るの?

香港の場合、船着き場自体は色んなところにあります。ツアーであればアクセスのしやすさを考慮してセントラルやチムサーチョイなどが多そうです。チャーターする場合も、同じく便利な場所を指定するケースが多いと思います。アバディーンやサイワンホーなんかもあり得ます。

一方、当日申し込みとなると、そもそも毎日のようにイカ釣りのニーズがある場所を探すことになりますが、最も有名なのはサイクンです。海鮮料理を食べに行く人も多い港町ですが、若干アクセスが悪いのは難点です。サイクンのピアに行けば、「夜釣墨魚」と書いてある案内があるので、そこで申し込みをしましょう。

発着地に応じて、実際に釣る場所も変わるわけですが、場所によって釣果は変わるのか、というのは正直分かりません。昔よりも釣れるイカが小さくなったという人もいます。

イカ釣りのアクティビティが盛んになるのは夏ですから、5−6月くらいがメインで、7月はギリギリ、8−9月くらいも探せばやっているかもしれません。

7月にふと思い立ってイカ釣りに挑んだ今回、私たちはサイクンの当日申し込みプランを選んでみました。ピアに行くとパラソルの下に色んなアクティビティの手配をしてくれる人がいます。

イカ釣りの時間帯はおおよそ7時〜10時ですから、6時くらいまでには申し込みを済ませるイメージ。お昼にサイクンに来て申し込み、夕方まであたりをぶらぶら散策するのがちょうどいいかもしれません。

イカ釣りの費用?

イカ釣りに参加するにあたって事前に準備すべきものはありません。イカ釣り用のアイテムは船で用意してくれますし、ものすごく凝ったアイテムではありません。もちろん自分で何か持っていってもいいのかもしれません。

旅行会社のツアーや船をチャーターする場合は、単に頭数で割るだけですが、およそHKD300程度、飲み物や軽食がついている場合が多いでしょう。一方、港で申し込む場合はHKD200程度と少しリーズナブルです。当然船の大きさが変わるので、船酔いする人はチャーターの方がいいかも?というのはあります。

イカ釣りは大体3−4時間でずっと船の上にいますので、酔い止めを飲んでおくのはオススメです。もちろんお酒を飲んでそちらで酔う人もいるかもしれませんが。

私は事前にワトソンでこちらの酔い止めを探しました。8錠でHKD48.9でしたが、お店の人に写真を見せたら一発で分かってもらえました。効いたか効いてないかは分かりませんが、酔いはしませんでした。

他の方で結構つらそうな人はいましたし、大きな船が近くを通るだけで船が傾くのでなかなかスリリングな体験ではあります。風が強くない日だといいですね。

乗船時間になるとピアに船が着きます。次に出る船もあるのでさっと乗り込んでしまいましょう。私たちの船には「肥婆」の旗が。後で見返したら確かにピアでの写真にも肥婆の旗がありますね。船にはトイレはついていましたが、15人でちょうどいい感じ。この船の保険の都合か何かで15人以上はNGなのだとか。

イカはどうやって釣るの?

釣るイカの種類によっては釣り具を用意してもいいわけですが、一般的にはイカ釣りは手ぶらで参加が可能です。船は灯りをつけ、日が沈むとその光にイカが集まってくるそうです。

イカを釣る道具はこんな感じ。本当にシンプルです。船の人がざっくり説明してくれましたが、残念ながら広東語だったので一人が理解してみんなに通訳する感じ。ま、とりあえずやってみればいいんだ!という話です。

イカが引っかかるのはこの部分で、蛍光なので光が足りなくなるとライトにかざして光を充填。(これは微妙に謎な作業だった。)この蛍光色に吸い寄せられていつのまにかイカさんがヒットするのだそうです。

実際イカはどれくらい釣れるの?

素人がやってどれくらい釣れるのかは気になるところですが、釣れるときは釣れるし、釣れないときは釣れないということらしいです。スキルというよりは運ですが、釣るのが上手い人も中にはいるようです。初めての人は1回で1匹を目標にして、運が良ければ10匹くらいと考えておけばいいでしょう。(ちなみに数は杯じゃないのかと思うかもしれないませんが、生きている個体は匹で数えるんだそう。)

日が暮れるとあたりはイカ釣り船と思しき光のみになります。隣で歓声が上がっていますが単にパーティーピーポーなだけで釣れたわけではなさそうでした。

6時半頃にピアを出発して30分ほどで目的地へ、しばらくした後場所を変えて、戻りが9時半とかなので、1カ所で1時間ほどと考えるとそんなに長くはないですね。場所的にはこの辺とこの辺。

釣ったイカは当然新鮮なうちがよいですが、生のイカ刺しは少しリスクがあるので、茹でたり炒めたりするのが一般的なようです。船で調理してくれるケースも多いようですし、持って帰る、あるいはレストランに持ち込んだりしてもいいかもしれません。

我々の釣果は、、、15人で挑んで1匹でした!!!少なくともイカさんのお顔は拝見できました。今回のように7月中旬だとあまり期待はできないそうで、来年は少し早めに企画をしたいと思います。

イカ釣りは決して珍しいアクティビティではないので、探せば周りに経験者がいるはずです。気軽にできる香港の夏のアクティビティとしてやってみてはいかがでしょうか。

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