碧桂園服務(カントリー・ガーデン・サービシズ)は中国を拠点とする、不動産管理サービスを提供する会社。不動産開発会社から分離され、さらなる発展を目指す。
目次
サマリ
碧桂園服務(カントリー・ガーデン・サービシズ、CGサービシズ)は1992年に設立された、中国を拠点とする、不動産管理サービスを提供する会社である。居住用不動産管理サービスにおいては、不動産のセキュリティ、清掃、庭の手入れ、保守点検なども含まれる。非居住用不動産管理サービスにおいては、スマートシティの運営や、テクノロジー産業公園の運営を手掛ける。
2018年に碧桂園控股からはスピンオフされ、香港証券取引所に上場しているが、このときグループとしての既存持分は維持した。
2020年4月と6月には転換社債の発行により、12月には第三者割当増資により資金調達を行っており、他社買収の機会も窺っている。
特徴
筆頭株主:Yang Hui Yan 約48%
同銘柄の筆頭株主は碧桂園の創業者の娘であるYang Hui Yanが務める。
配当利回り:0%
外部格付け: フィッチ BBB- (2021年6月時点)
株価推移
TradingView提供チャート 6098 CG SERVICES
最近のトピック
2021年5月、碧桂園服務(カントリー・ガーデン・サービシズ)は事業拡大のためにさらなる株式発行を計画していることを発表した。割当は独立投資家に行われ、株主構成の多様化に貢献することが期待されている。また、合わせて転換社債を発行することでM&A資金に充てることも計画している。
なお、2021年6月7日、碧桂園服務はハンセン指数の構成銘柄に選ばれている。
ニュースピックアップ
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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。