碧桂園控股 (カントリー・ガーデン・ホールディングス)は中国大手不動産開発会社であり、マレーシアやオーストラリアなど海外でのプロジェクトも進める。

サマリ

碧桂園控股 (カントリー・ガーデン・ホールディングス)は1992年に中国仏山市で設立された、中国大手不動産開発会社である。不動産管理やホテル運営も行っている。創業者は楊国強(Yeung Kwok Keung)で、中国不動産王と呼ばれる一人である。2007年に香港証券取引所に上場、2017年12月4日にハンセン指数の構成銘柄入りを果たした。

初の海外進出は2011年のマレーシアであり、2015年には中国平安保険の出資も受け、不動産や金融、コミュニティ事業に乗り出した。2013年にはオーストラリアのプロジェクトも開始。2018年にマレーシアのマハティール首相が、同社によって建てられた住宅を外国人が購入することを禁じる声明を出したのは話題となった。2018年にはフィリピン市場への進出も表明しており、ホテルや中間層向けの住宅などを提供を目指すなど、中国政府の進める一帯一路政策の流れに乗る。

特徴

筆頭株主:Yang Hui Yan 約59%

同銘柄の筆頭株主は創業者の娘であるYang Hui Yanが務める。第2位で中国平安保険が8.8%を保有する。

配当利回り:約4 – 7%

外部格付け: S&P BB+ / フィッチ BBB- / Moody’s  Baa3(2021年5月時点)

株価推移

TradingView提供チャート 2007 COUNTRY GARDEN

最近のトピック

2020年6月には子会社を通じて、広東省仏山市にロボットレストランを開業し、中華鍋や土鍋飯、麺料理の提供に際し、注文・調理・配膳までロボットが行う。また、2021年には、スマートロボットの研究開発(R&D)や工業用ロボットの設置や訪問修理などを行う子会社を設立するなど、ロボット分野へ注力している。

また、2021年にはタイのホテル・外食チェーン経営大手マイナー・インターナショナル傘下のホテル経営大手マイナー・ホテルズがカントリー・ガーデン・ホールディングス(碧桂園控股)の傘下企業と業務提携し、中国国内に傘下のホテルを出店することとなっている。

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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。

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