<サマリ>

阿里健康信息技術 (アリババ・ヘルス・インフォメーション・テクノロジー)は中国における医薬品のオンライン販売大手である。オンライン診療サービスも提供し、新型コロナウィルスの流行を背景に需要は増加したものの、売上に対する貢献度は依然低い。各病院と提携することで、慢性病患者向けにオンライン上で医薬品の処方、販売、配送などを行っている。

もともとアリババ・グループ本体では医薬品オンライン情報大手「中信21cn」に投資をしており、これがアリババ・ヘルスの前身である。また、2015年には、自社通販サイト「天猫(Tmall)」の医薬品事業をアリババ・ヘルスへと移管し、競争が激化するヘルスケア事業を強化した。

オンラインで購入した医薬品を実店舗で受け取ることのできるサービスや、コンビニ型ドラッグストアなどとも提携している。2018年にアリババは、支付宝(アリペイ、Alipay)のみで、来院の予約から支払いまでの全診療プロセスを完了できるプロジェクトとして「未来医院(未来病院)」を浙江省杭州でスタートしており、アリババ・ヘルスと武漢市セントラル病院も連携している。

<特徴>

筆頭株主:アリババ・グループ  約57%

同銘柄は引き続き、アリババ・グループが筆頭株主を務める。

配当利回り:0%

外部格付け: なし(2021年3月時点)

<株価推移>

TradingView提供チャート 241 ALI HEALTH

<トピック>

2021年3月15日、アリババ・ヘルスはハンセン指数の構成銘柄入りを果たした。

医薬品のオンライン販売が主軸でありながらも、オンライン医療サービス、スマート医療技術などに拡大しており、新型コロナ流行の中では、ネット医療機関やオンライン診療に対する医療保険適用が決まり、追い風となった。

<最近のニュース>

Alibaba Health and Haidilao to join benchmark

The Standard

中国で注目が集まるオンライン医療、AlibabaとJD.comのヘルスケア部門を比較する

Tech Crunch

Alibaba Health raises US$1.3b in secondary share sale

The Standard

Alibaba Health’s net loss narrows by 92 per cent as coronavirus fuels more online drug purchases in mainland China

South China Morning Post

Alibaba Health, Sinovac in deal to build platform for coronavirus vaccine inoculation

Reuters

アリババ、「アリペイ」ですべてカバーする中国初の未来病院開始

日経Xtrend

*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。