比亜迪(BYD)は中国の電池メーカーから自動車メーカーへと飛躍した企業。ウォーレン・バフェットの出資でも話題となり、今やEV事業における牽引役。

サマリ

比亜迪(BYD)は1995年に設立された、中国広東省深圳市に拠点を置く自動車メーカー。創業者兼会長は王伝福で2009年には中国資産家ランキング1位となった。BYDは傘下企業を通じて事業を行い、電子部品(二次電池や携帯電話部品)などの事業から発展して、2003年に比亜迪汽車を設立し、自動車事業へと大きく飛躍してきた。

BYDといえばバッテリーという認識をしていた人も多かったが、2008年に米バークシャー・ハサウェイのウォーレン・バフェットが出資を決めたことで有名になり、同年には世界初の量産型プラグインハイブリッド「F3DM」を発売し話題となった。

2017年にはEV販売台数で世界一になり、大型バスやモノレール事業にも進出している。

メルセデス・ベンツとの提携や、アウディからのデザイナー登用など、国際ビジネスにも積極的に乗り出す。2019年には日本のトヨタとも電気自動車の共同開発契約を締結した。

「世界における自動車電動化の流れは不可逆」と強く主張する。

特徴

筆頭株主:王伝福  約25%

同社の筆頭株主は創業者兼会長である王伝福であり、その次にウォーレン・バフェットのMidAmerian Enegy社が約10%を保有する。

配当利回り:0 – 1%程度

外部格付け:なし(2021年5月時点)

株価推移

TradingView提供チャート 1211 BYD COMPANY

最近のトピック

BYDの車種は「秦」「唐」「宋」「元」「漢」「商」などがあるがいずれもハイエンドな車種ではないため、ブランド力が弱いと言われることもあった。購買層の拡大のため、2022年に向けて高級EVブランドの立ち上げとディーラーネットワークの構築を進めている。

2021年1月には香港市場での増資を発表し、2021年6月7日よりハンセン指数の構成銘柄に選ばれている。また、傘下の半導体子会社は深圳にて株式を上場させ、半導体の外販強化へ向けて弾みを付けたい考えだ。

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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。

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