<サマリ>

銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテイメント)は、1998年ルイ・チェ・ウー(Lui Che-Woo)が創業し、本社を香港に置くゲーミング企業で、2002年よりマカオ政府からカジノライセンスを取得し、カジノやホテル、その他娯楽施設を運営している。2005年7月には香港株式市場に上場、2014年6月からハンセン指数の構成銘柄となっている。

2004年に特色ある4つのシティ・クラブのうちの最初の1つであるワルドを開業し、その後、2006年にはリオ、プレジデント、グランド・ワルドをそれぞれ開業した。スターワールド・ホテルは2006年10月、ギャラクシー・マカオは2011年5月、ブロードウェイ・マカオは2015年5月にそれぞれオープンしている。

また、2015年7月にモンテカルロ・ソシエテ・デ・バン・ドゥ・メール(モンテカルロSBM)への戦略的投資を決定して以来、同社と提携しながら日本での統合型リゾート(IR)の実現を目指している。

マカオは中国国内でゲーミングが合法化されている唯一の場所となっており、世界最高のゲーミング売上高を誇る。ギャラクシー・エンターテイメント(GEG)は、スタンレー・ホーが率いたマカオ旅行娯楽会社(STDM)についでマカオカジノ市場では第2位である。

<特徴>

筆頭株主:ルイ・ファミリー 約50.3%

同銘柄は引き続き、ルイ・ファミリーによる家族経営銘柄である。直接持分の他、ファミリー信託や、香港上場のK Wah International Holdings(SEHK:173)での持分が40%超ある。

配当利回り:1 – 2 %程度

外部格付け:なし(2020年12月時点)

<株価推移>

TradingView提供チャート 27 GALAXY ENT

<トピック>

ギャラクシー・エンターテイメントは、日本の市場への積極的な姿勢を示してきたが、大阪については正式な撤退を発表、その後は横浜でのIR市場の実現に向けて動いていたが2021年5月17日、参入断念を発表した。今後も日本の他都市でのIR実現に向けた検討は進める。

ギャラクシー・エンターテイメントをはじめとするマカオ・カジノは新型コロナウィルス流行の影響を大きく受けて売上高は大幅に減少しているものの、潤沢な資本をもつことから当面の倒産リスクは低く、パンデミック後に向け、マカオ・コタイ地区のギャラクシー・マカオの第3、第4フェーズの開発も継続している。ギャラクシー・マカオには最先端のデジタル技術を利用したMICE施設や大型コンサートなどを行えるアリーナを備えた施設ができる予定である。

<最近のニュース>

マカオのギャラクシー、横浜のIR参入断念

日本経済新聞

ギャラクシー、日本のIR市場への参入に全力で取り組むステートメントを発表

JAir

ギャラクシー・エンターテインメント・グループが大阪撤退を正式発表、日本参入の意志は変わらず

IAG Japan

アングル:マカオのカジノがコロナ持久戦へ、収入ゼロでも安泰か

Reuters

*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。