京東健康 (JDヘルス)は中国の北京に拠点をおく、オンライン医薬品販売企業。収入の大半は販売だが、オンライン診療サービスも提供。

サマリ

京東健康 (JDヘルス)は2018年設立、中国の北京に拠点をおく、医薬品オンライン小売大手企業。オンライン上で診察、処方、医薬品購入といった一連のサービスを提供する。

売上のうち、医薬品や健康グッズ、医療機器などの販売による収入が8割以上を占め、オンライン診療などのサービス収入の割合は少ない。JDドットコム自体の巨大なエコシステムを利用しながら市場を確立し、社内及び社外にも巨大な医師のネットワークを持つ。

新型コロナの流行や、大病院の混雑緩和などから、オンラインでの薬局利用、診察の広がりが見られ、アリババヘルスと競い合う。

2020年12月にはJDドットコムから、香港証券取引所に分離上場しメガデビューとなった。IPOにより調達した資金は中国国内の薬局実店舗の購入に充てることを計画していた。

特徴

筆頭株主:JDドットコム 約68%

同銘柄の筆頭株主は上場後も引き続きJDドットコムである。

配当利回り:0%

外部格付け: N/A (2021年9月時点)

株価推移

TradingView提供チャート 6618 JD HEALTH

最近のトピック

2021年9月、中国政府による中国大型テック企業への監視の目が厳しくなるなか、グループの議長兼CEOでもある、Richard Liuは、長期的な企業成長と農村部の若年層活性化に力を注ぐため、実務的な第一線からは退くことを発表した。

ニュースピックアップ

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South China Morning Post

*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。

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