<サマリ>

中国生物製薬(シノ・バイオファーマシューティカル)は2000年創業の中国の総合医薬品メーカー。創業者兼CEOの謝炳と、妻で副会長の鄭翔玲氏はともにビリオネア。両氏の娘である謝其潤氏は会長を務める。謝氏はタイのコングロマリットであるCharoen Pokphand Group(CPグループ)の一員でもあるため、シノ・バイオファーマシューティカルはCPグループの支配を受ける。

漢方薬及び西洋医学製品の製造・販売・流通を行い、製品としては、心肺・脳の薬物、肝炎薬、腫瘍治療薬及び鎮痛薬、抗がん剤等が挙げられる。

2000年に香港株式市場に上場し、2018年9月にハンセン指数構成銘柄に選ばれている。

<特徴>

筆頭株主:鄭承潤 約22%、謝其潤 約12%、謝炳 約8%、鄭翔玲 約5%

同銘柄は引き続き、創業者一家が保有する家族経営会社である。

配当利回り:0 – 1%

外部格付け: なし(2021年3月時点)

<株価推移>

TradingView提供チャート 1177 SINO BIOPHARM

<トピック>

2020年12月、中国生物製薬(シノ・バイオファーマシューティカル)は新型コロナウィルスワクチンを開発する、シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)に出資し、約15%の株式を取得した。

また、中国国内の製薬事業の競争激化に伴い、2021年1月、医薬品開発で既に結びつきの強かったLTTバイオファーマに対しTOBを行い、LTTバイオファーマ経営側も賛同した。グループ企業の共同保有持分を合わせて、持分比率を24%から49%まで引き上げる計画であったが、約18%を持つ主要株主の一般財団法人水島記念財団を始めとして、反対表明が行われたこともあり、計画未達に終わっている。

<最近のニュース>

タイCPグループのシノバイオファーマシューティカル、医薬品開発のLTTバイオファーマにTOB

M&A Online

シノバックに中国生物製薬が出資、ワクチン生産拡大を後押し

Reuters

世界を狙う中国の製薬企業、知っておきたい注目5社

SankeiBiz

Sino Biopharmaceutical founders’ son, who parties and takes selfies with Rihanna, gets US$3.8 billion gift in the drugmaker’s shares

South China Morning Post

*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。