香港中華煤気(ホンコン&チャイナ・ガス)はタウンガスの名称でよく知られる、香港の独占的ガス会社である。近年は中国本土事業を拡大中。
目次
サマリ
香港中華煤気(ホンコン&チャイナ・ガス)は1862年創業で香港においてほぼ独占的にガス会社経営を行う。ブランド名はタウンガス(Towngas)で、家庭用・事業業ガス及びガス器具の製造・流通、販売がメインで、その他水道事業なども行う。李家傑(Lee Ka Kit)と李家誠(Lee Ka Shing)が共同会長につく、恒基兆業(ヘンダーソンランド:12/HK)グループ傘下会社である。
中国本土における事業も行っており、2007年には本土ガス供給大手の港華燃気(タウンガス・チャイナ:1083/HK)を買収している。その他にも、広州港華燃気や深圳市燃気集団を傘下に持ち、徐々に中国本土事業が売上増を牽引するようになっている。
特徴
筆頭株主:恒基兆業地産 約42%
同銘柄はヘンダーソンランドが引き続き筆頭株主を務める。
配当利回り:約3%
外部格付け: S&P A / Moody’s A1(2021年5月時点)
株価推移
TradingView提供チャート 3 HK&CHINA GAS
最近のトピック
2020年10月には、上海燃気(Shanghai Gas)の株式25%を取得し、中国本土事業の拡大を図っている。
また、タウンガスは大湾区構想の中でも水供給や廃棄物処理でも存在感を高めることを計画しており、とりわけ廃棄物によるエネルギー事業は中国政府の進めるグリーン事業構想ともマッチし、大きな役割を期待されている。
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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。