<サマリ>

中国銀行(バンク・オブ・チャイナ)は1905年設立の大清戸部銀行に端を発し、正式には1912年創業、北京に本拠地を置く、中国四大商業銀行の一つ。1912年から1949年までは中央銀行としての役割を果たし、その後も中国人民元の発券銀行としての役割も担っている。もともとは国有銀行であったが、2004年には株式会社化を果たしており、2006年に香港証券取引所、上海証券取引所にそれぞれ上場。なお、本土の中国銀行を指し、中国銀行(香港)とは法的には別組織である。

中国銀行(バンク・オブ・チャイナ)は最もグローバル化された中国の商業銀行とされており、世界57か国以上に支店を持つ。サービス面でも、コーポレートバンキング、パーソナルバンキング、コマーシャルバンキングを包括的にカバーし、投資銀行業務、直接投資、保険、航空機リースなども手掛ける。習近平政権による、戦略的目標に沿って、2020年、2035年、2050年と3ステップに分け、世界でも有数の銀行として成長することを目指している。

<特徴>

筆頭株主:中央匯金投資  約64%

同銘柄の筆頭株主は中央匯金投資(持分64%)は中国政府が100%を出資する投資持株会社である。

配当利回り:4−8%程度

外部格付け:S&P A / ムーディーズ A1 / フィッチ A(2021年3月時点)

<株価推移>

TradingView提供チャート 3988 BANK OF CHINA

<トピック>

新型コロナ対策として、多くの借り手にローンの返済猶予を提供することとなったため、不良債権の実態はやや把握しづらくなったとされており、銀行の資本バッファーの強化にも不透明さが残る。中央政府からは利益の引き下げ圧力もあり、今後の舵取りに注目が集まる。

<最近のニュース>

China’s Central Bank to Step Up Efforts to Curb Financial Risks

Bloomberg

China to put financial institution bankruptcy laws on legislative agenda 

Reuters

マイナス原油、中国の個人投資家に飛び火 損失拡大で集団訴訟か

日本経済新聞

中国政府の圧力で銀行の稼ぐ力低下 – 返済猶予で不良債権の実態見えず

Bloomberg

中国消費の低迷、真犯人は「家計の敵」国有銀

Wall Street Journal

*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。