超富裕層とはどのような人たちか

資産10億円といえば、一般には「超富裕層」に分類されますが、果たしてどのような人たちなのでしょうか。

まずは資産の定義ですが、資産10億円にも実は色々あります。例えば不動産も立派な資産ですが、その裏側にローンがあることもありますね。富裕層の定義をする際は純資産または金融資産で見ることが多いと言えるでしょう。

さらに厳密には金融資産である、という考え方もできます。

容姿はどうでしょう。はっきりと富裕層であることを主張する人も中にはいますが、見た目は地味で質素なことも多いのが実態です。ただし、身に付けているものにはそれなりに気を使っているので、分かる人には分かる、ということもありますね。

人柄はどうでしょう。こればっかりは個性だと思いますが、一つだけ言えることは、「人が良い」だけでは資産10億円に到達することはあまりないかもしれません。しっかり事業で成功を収めたのか、あるいは資産運用をして財を築いたにしても、本人なりの生き方を貫いた結果そうなっている、というのは資産という数字からは推し量るべきところです。

資産10億円でプライベートバンク口座を開設

資産額が1億円を超えてくると、いわゆるプライベートバンクの顧客層となります。気に入った一つのプライベートバンクを利用する人も中にはいますが、資産10億円ともなれば、マネーの執事たるプライベートバンカーは数人いてもよいと考える人も多いのではないでしょうか。プライベートバンカーにもイケイケ派だったり、着実派だったりがいますから、色々と話しながら相性の良い人、信頼できる人を探していくことにもなりそうです。

担当者からの情報を自分の中で噛み砕く

資産が一定以上になると、担当者が付きますから、自ずとインプットされる情報量も増えるでしょう。結果として資産運用に関する知識もついてきます。金融市場動向やハイリスクハイリターンな金融商品にも触れることになります。

ここでやってはいけないのは、担当者が勧めてきたものをそのまま受け入れることです。また、過去の運用実績を信じすぎてもいけません。信頼できる担当者であっても、決してご自身の分身ではありませんから、しっかりと自分の中で噛み砕く必要があります。分からないことは遠慮せずに聞くべきですし、セカンドオピニオンが取れるのであればそれに越したことはありません。ただ、任せるにしても任せないにしても、意思決定をするのは自分であることは忘れないようにしたいものです。

資産10億円の運用方法とは

先に述べたように、必ずしも派手な生活をおくる人ばかりではありません。資産運用の方法に関しても、必ずしもアグレッシブに高いリターンを求める人ばかりでもありません。なぜなのでしょうか。

一つには、金融市場を通じてさらにお金を増やすタイミングは心得ているものの、マネーゲームに終始したいわけではないことです。資産10億円ともなれば、買おうと思って買えないものは多くはないので、物的な欲求は満たそうと思えばいつでも満たすことができます。

そのように感じたとき、利回りを求めるにしても、資産運用に目的を見出そうとする傾向があるようです。あるいはないのであれば、過度なリスクをとることについて消極的になりますし、できるだけ費用を少なくして資産を守る、というよりそのままにしておく、という選択肢が有力になります。利息生活、のようなものを目指す人もいます。

資産運用の目的とは何でしょうか。一つは、愛する家族のことです。事業承継の話も、相続税の話も、いずれは資産がわたる家族について思いを巡らせたとき、真剣になります。あるいは、家族以上のことを考えるとしたら社会全体のことであり、慈善事業(チャリティ)を通じて何か自分の中で納得できる、資産の使い方について考えることがあるようです。

この点に関して、必ずしも全てのプライベートバンカーが意識をしていないかもしれません。あなたは何十人も、あるいは百何人もいるクライアントのうちの一人でしかない、ということも起こり得るからです。プライベートバンカーもできるだけクライアントのことを知ろうと努力はしますが、クライアントの側もまたしっかりと自分自身を伝え、そしてパートナーとして長く付き合っていける存在かどうかを見極めねばなりません。場合によっては、友人や知人を紹介することで、担当者の「本性」の部分について探りを入れる、ということも選択肢かもしれませんね。

若干脱線しましたが、資産10億円の運用方法は、まさにこの資産運用の目的によって決まりますが、資産を大きく伸ばすフェーズとは異なり、奇をてらったような特殊な金融商品を通じた運用は逆に言えば好まれないかもしれません。

資産運用の中身としては、コスト低減が図られていたり、再現性のある投資哲学であったりと洗練されている必要はあるものの、パッと見は大したことはなくて構いません。安心して見ていられる、逆にその資産の使い道が見えてくるような自身の活動をサポートするだけの利益が受け取れる、そういうものでいいのかもしれません。プライベートバンカーとの会話も自然と、運用商品の話ばかりではなく、家族の話や承継の話、趣味の話などに変わっていくことでしょう。

もしよろしければあなたの資産運用に対する思いをお聞かせください。