華潤ビール（チャイナ・リソーシズ・ビア）は華潤創業がビール事業に集約された際に誕生。現在は世界最大のビール市場である中国で最大手のビールメーカー。
目次
サマリ
華潤ビール（チャイナ・リソーシズ・ビア）は1992年に設立された華潤創業に端を発する。中国及び香港で小売、ビール、飲料、食品の4事業を行っていたが、2015年よりビール事業に集約、それ以外を親会社である華潤集団に売却し、新社名を華潤ビールとした。
主力ブランドは「雪花Snow」であり、現在の中国で最も多く生産されている（シェア約20％）ビールブランドである。
2016年にはアンハイザーブッシュインベブがSABミラー社（当時、世界第二位のビールメーカー）を買収するにあたって、当時合弁会社であった華潤雪花ビールの株式49％を買い取ることで、華潤ビールは雪花ビールの完全子会社化することに成功した。
2019年4月にはオランダのビールメーカー、ハイネケンの中国事業を買収し、順調に売り上げを伸ばしている。また、ハイネケンは華潤ビールの親会社と資本提携を結んでいる。
中国は世界最大のビール市場であり、同社はその中でも最大手。カールスバーグやアンハイザーブッシュインベブなどの世界のビールメーカーとは競争が激しくなっている。
特徴
筆頭株主：華潤集団 約52％
同銘柄の筆頭株主は華潤集団であり、その元は中国国務院である。
配当利回り：約1%
外部格付け： N/A（2022年1月時点）
株価推移
TradingView提供チャート 291 CR BEER
最近のトピック
所得向上に伴う中高級ビールブランドへのシフトや、ワインなどの消費多様化が中国市場では見られており、華潤ビールでは工場の再編などの対応を急いでいる。不採算の工場については今後3年間で10工場を停止すると発表している。
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China’s top brewer extends reach beyond shrinking beer market
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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。