長く住んでいると香港での当たり前に慣れてしまいますが、初めてのときは誰しもびっくりするような香港の雑学、豆知識をご紹介します。内容は思い出したら随時更新していきます。

暖房がある部屋は珍しい

香港は年間を通して非常に暖かい気候です。最も寒い時期でも一桁台の日が数日あるかないか。確かにその数日は肌感覚としては非常に寒いのですが、さりとて年間数日なのです。冬物の上着を引っ張り出してきて暖をとるくらいで、部屋に暖房があるという人は珍しいでしょう。あるとしたらオイルヒーターですが、これがまた重いので使い勝手はよくありません。ご自宅に関しては、収納スペースが少ない場合、電気毛布を一つ持っていると重宝するでしょう。

寒いオフィスでウィンドブレーカー

空調関係だと、暑い夏、オフィスに行くと大変涼しいわけですが、それも束の間、極寒であることに気が付きます。節電などという概念はありませんし、空調を止めることは空気が淀むことと同じらしく、とにかくエアコンはずっとついています。こっそり温度を上げたところで、いつの間にか下げられていることに気づくでしょう。そのためオフィスではウィンドブレーカーが支給されることもあります。レストランなども夏は非常に寒いので、飲茶に行くときは上着を忘れないように。

ウォッシュレットは一般的ではない

香港では諸外国に比べるとお出かけ先でトイレに困ることはそこまで多くありません。もちろん日本に比べるとトイレを探すのにちょっと苦労しますが。なかでも一般的でないのはウォッシュレットです。日本の物は何でもある香港ですが、オフィスでもマンションでもウォッシュレットは激レアでしょう。マンションの場合、水回りに電気が流れるものがある、というのがあまり好かれないよう。高層マンションゆえに火の元への警戒と、個人大家が多いゆえの責任問題の観点からもウォッシュレットはいまいち普及していないと言われます。

トイレに常駐するレストルームアテンダント

ショッピングセンターのトイレには必ずといっていいほど人がいます。定期的に掃除に入っているだけではなく、常に誰かいることになっており、その人物をレストルームアテンダントと呼びます。レストルームアテンダントの名前はトイレの入り口に書かれています。なんだか落ち着かない感じもありますが、トイレのトラブルはそれだけ多いのでしょう。ただ、彼らがいることで紙や洗剤が切れないかというとそういうわけでもないらしい。。

白花油はとにかく万能

香港で生活する上で白花油ほど重宝するものはありません。頭痛、肩こり、乗り物酔い、虫刺されなど、様々な局面で使用されます。小瓶なので持ち運びやすいので、一家に一つは置いておくべきでしょう。香港の夏、気になるのは目に見えないくらいのサイズのヌカカ(蚊)に刺されることです。とにかく痒く、掻けば掻くほどよってきますが、白花油があれば虫除け、虫刺されに効果てきめんです。

雲呑麺のワンタンは麺の下が常識

香港にいるといつかは食べる雲呑麺ですが、注文して待っていると、なぜか麺だけやってきます。広東語が通じなかったのかと思って、ワンタンないよ!と店員さんに言うと怪訝そうな顔になります。そう、ワンタンは麺の下にあるのです。順序を間違えたわけではなく、そもそも麺の下が常識です。麺の下に入れることでワンタンを温めているのだとも言いますが、嘘か実か。

飲茶では食器を最初に洗う

飲茶に行くと、一番最初にすべきことは食器を洗うことです。といっても洗剤で洗うわけではなく、お湯やお茶を使って軽くゆすぐ作業です。一人ひとりが、というよりは皆んなの分を誰かが、というもので、集まりの中では、若い人や男性が率先して行うケースが多いとも言われます。昨今では食器が汚いというわけではないので儀式だと考えて一度やってみるといいかもしれません。洗っているとテーブルが水浸しになったりしますが、それは全く気にしなくて大丈夫なよう。

茶餐廳では冷たい飲み物は追加料金

暑い香港ではレモンティーやミルクティー、コーヒーなども冷たいものを選びたくなりますが、茶餐廳(チャーチャンテーン)での注文時は常温がスタンダード。冷たいものを頼むときは追加料金がかかるときがしばしばあります。とはいえ冷蔵庫から出てくるわけではなく、アイス(氷)が投入されるだけなので、逆に分量は減ってしまうのに若干悔しさを感じないでもないですよね。

飲み会の集まりと終わりは三々五々

幹事を決めていざ集まりを企画するとして、集合時刻に人が集まっていることはあまり多くありません。集める方もそれを分かっていますが、日本人は時間に律儀なので最初からいることが多いよう。バスやフェリーに乗ったりと定刻に間に合わないと困るものにはしっかり対応してくる人が多いようです。集まりの後、日本人の場合は、店の外で集まってお別れを言ったりすることもあると思いますが、香港では会が終われば各々の方向にいつの間にか散っていることが多いかもしれません。

注文していない品がしばしば混ざり込む

賑やかなレストランに行って食事やお酒を楽しむのはいいことですが、お会計の際には忘れずに注文したものをチェックしましょう。注文していない品がしれっと打ち込まれていることや、別のテーブルのお会計を持ってこられることも少なくありません。指摘をすればその場で直してくれるので、その点はあまり心配は不要ですが、くれぐれも気を抜かないように。

スーパーのレジの人はよく打ち間違いをする

スーパーで買い物をしたときも、打ち間違いにはよく目を光らせておきましょう。香港のスーパーでは値段が毎日のように変わっているものも少なくありません。レジの人が店内の商品を全て把握しているわけでもないので、思っていたのと違う値段になってしまうこともしばしばあります。支払い終わってからレシートで指摘するのは面倒なので、打っている最中に指摘してあげるとよいでしょう。

一つ買うより二つ買う方が安いことがある

一つ目が高くて、二つ目は安いなら分かるし、二つ買うと片方無料ならこれも分かりますが、香港では二つ買った方が一つ買うより安いことがあります。値段のラベルを三度見てもやはりそうなので驚くなかれ。物流ハブだからなのか、在庫をはきだすのに大セールをしたりもするみたいです。賞味期限が切れているものも堂々と混じっているので、一応気にしながら買い物をしましょう。

シグナル8が出ると証券取引所すら閉まる

香港では台風が近づくと、風の強さに関する警報が発出されます。シグナル8に発展すると、法令上、仕事を止めて帰宅することになります。証券取引所も例外ではなく、国際金融都市でありつつも市民の身の安全が最優先され、休場となります。シグナルは徐々に強化されるもので、次の段階の発表がいつになるかは概ね事前にアナウンスがあります。それぞれの段階に合わせて行動する必要があるのでよく注意しましょう。

修理に来た人が直さず帰っていくことがある

香港のマンションでは何かと古い設備があり、壊れて修理に来てもらうことがありますが、誰を呼ぶかは要注意です。もちろん誰かは来てくれるのですが、その人が直せるとは限りません。ちらっと見て明らかに作業せず(あるいはちょっと悪化させて)帰っていく人すら手間賃を請求することがあります。他のお宅の修理に来た人をついでに引き止めると安くかつ正確に仕事をしてくれる傾向があります。大家さんや不動産屋とも話してて適切に対応しましょう。

カンパニーチョップは何気に重要

色んなことが署名で進んでいくのは欧米カルチャーな香港ではありますが、ふとした瞬間にカンパニーチョップを要求されることがあります。宅配の受け取りや契約書など、署名だけではなく、とりあえずカンパニーチョップがないと正式じゃないという言い方をします。ただ、そのハンコは日本でいう社印にあたる大層なものではなく、社名が入った簡素なめくら判で十分だったりします。実際ハンコはすぐに作れてしまうんですよね。

宅配は指定時間内には来ない

香港でも宅配業者に対しては時間指定ができることは多々あります。しかし、宅配ドライバーはマイペースなことが多く、指定時間は守られない可能性が高いと知っておくべきでしょう。突然電話がかかってきて指定時間よりも早くこれるけどどうか、という交渉が入ったり、もうすぐ着くといいながら全く来る気配がなかったりします。

旧正月中、マンションには普段いない管理人がたくさん現れる

香港の旧正月といえばライシーと呼ばれる、日本でいうお年玉のようなものを渡します。日本では家族や親戚で渡すのが一般ですが、香港では職場の人や普段お世話になっている飲食店の人、マンションの管理人などにも渡すことがあります。それもあってか旧正月には心なしか管理人の数が多いように感じられることがあるかもしれません。どうせたくさんもらっているんだから忘れても大したことないと思うかもしれませんが、ライシーを渡すか渡さないかで次の年の態度が結構変わった(もちろん渡すことでプラスに!)という経験談も多く聞かれます。普段いる人をしっかり覚えておきましょう。

スターフェリーは赤字なのに運賃が安い

1888年に設立され、香港のシンボルとも言われるスターフェリーですが、ビクトリアハーバーを渡る船の中でも運賃が安い設定になっています。市民の足としてはMTRやバスなどが充実してきたので、スターフェリーはどちらかと言えば観光客向き。赤字が継続していますが、民営なのに運賃の大幅値上げは見られません。「乗って残そう、スターフェリー」が香港に住む日本人の合言葉となっています。

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