百度 (バイドゥ)は中国北京市に本社をおく、中国最大のインターネット検索エンジンの提供会社。全世界ではGoogleに次いで第二位。EVやAI事業で成功なるか。
目次
サマリ
百度 (バイドゥ)は2000年創業、中国北京市に本社をおく、中国最大のインターネット検索エンジンの提供会社。全世界ではGoogleに次いで第二位の検索エンジン。
中国内ではGoogleが利用不可であり、Baiduが普及している。2005年8月5日、米ナスダックに上場したが、その際は公募価格から当日だけで354%の上げ幅を記録したことで注目を集めた。2021年3月23日に香港証券取引所に重複上場。
日本にも2006年に法人を立ち上げ、進出を画策したが、2015年にはサービスを終了している。
中国内では検索エンジンのほか、ショートビデオプラットフォームの好看视频(Haokan)や全民小视频(Quanmin)、百科事典の百度百科、クラウドサービスの百度云(Baidu Cloud)などのサービス拡充により幅広いユーザーに利用されている。
次なる分野として自動運転やAIに注力することを掲げており、売上高の10%近くを研究開発に充てている。
特徴
筆頭株主:李彦宏(ロビン・リー, Li Yanhong) 約20%
同銘柄の筆頭株主は創業者兼CEOである、ロビン・リーである。
配当利回り:0%
外部格付け: Moody’s A3 / フィッチ A (2022年2月時点)
株価推移
TradingView提供チャート 9888 BAIDU
最近のトピック
バイドゥの董事長兼CEO(最高経営責任者)の李彦宏(ロビン・リー)氏はEV事業への傾斜を強めているものの、中国でのEV事業に関しては競争が極めて激しく、自動運転ソフトウェアに関する強みがあるとはいえ、投資家の見方は分かれるとされる。
一方、中国政府によるデータセキュリティやユーザーのプライバシーに関する監視が強化されるなかでも、同社の業務への悪影響は出ておらず、広告収入も順調であることが確認されている。
2021年11月25日、百度は中国北京市内の公道の一部で有料の自動運転タクシーの試験サービスを始めたと発表した。これまでは公道でのサービスは無料の実験に限られていたため、公道での有料サービスは中国で初めてとなった。
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*本稿の内容はあくまで個人的見解であり、所属組織とは無関係です。また、当該銘柄の売買を推奨するものではありません。