海外積立投資が流行ってからもう10年以上が経過し、早い人で満期を迎えるケースもあるのではないでしょうか。やり切る人、途中で諦める人、それぞれが考えることをおさらいしておきます。

自分の契約がどうなっているか分からない?!

何年も前に海外投資に興味をもって始めたはいいものの、当時サポートをしてくれた人とはもう連絡をとっておらず、来ていたはずの手紙もいつのまにか届かなくなっていて、ふと思えば契約がどうなっているのかどうかすら怪しい、そんな人は実は少なくありません。

一体どこに連絡をすればいいのか、まずはそれをアップデートするところから始める必要があります。何年も経てば問い合わせ窓口の電話番号やメールアドレスは変わっていてもおかしくありません。そして金融機関から見た、クライアントの登録電話番号やメールアドレスも当時と同じものを使っているとは限りません。

国際郵便の料金も金融機関からすればバカにはならないので、最近はオンライン上で情報やレポートを開示しているだけのところもたくさんあります。オンライン口座のユーザー登録、済ませた記憶はあるでしょうか。

慌てて解約する前に見直しをすべき

海外積立投資の場合、契約当時のサポート役、というのがどのような立場の人間なのか、あやふやなまま話を進めてしまった人がいます。当時頼りにしていたのは事実ですが、今はもういません。なぜ、いなくなるときに一声かけてくれなかったのか、それとも声はかかったがあまり重要に思っていなくて、何もしなかったのか、ご自分の記憶すらも怪しいのではないのでしょうか。

契約の状況が分かったなら、当時の説明を思い出し、その後思っていたようなものだったのか、確認してみることをお勧めします。一つには解約という不可逆な意思決定を慌ててやらないこと、もう一つは金融商品というカタチのないものをご自分が正しく理解できているのかどうか確かめることが目的です。年齢を重ねたことで気づくことだってあるでしょう。冷静になって、解約するのか、はたまた続けていって問題ないのか、考えてみたいところです。

続けたいならサポート体制を再構築すること

海外積立投資には商品提供会社(プロバイダー)がいるのと、そのサポートを行うことのできる会社(アドバイザー)がいます。プロバイダー側に直接連絡すれば進められることも多々ありますが、残念ながら日本語のカスタマーデスクは期待できませんから、アドバイザー側にそれを求めることになります。様々な情報をアップデートし、契約を正常な軌道に戻すためにはアドバイザーの存在は欠かせません。運用内容の見直しも含めて、相談しながら、どのようなサポートを受けられるのか考え、そして関係を再構築することが肝心です。

満期を迎えるまでの一般論

海外積立投資は思ったよりもすぐに運用パフォーマンスに結びつかないことに苛立つ人がいますが、そもそも投資の成果が出るには時間がかかります。おそらく積立期間は20年や25年で最初は考えていたはずなのに、単年のパフォーマンスを気にしているのはなぜなのでしょうか。ただここで、待つ、のが大事なのではなく、運用パフォーマンスが振るわないならその理由を理解しておくことは大切です。

また、海外投資投資は中途解約すると大きく損をすることがあります。早くやめればやめるほどそのペナルティは大きいです。積立、という言い方が良くないのかもしれませんが、もともと20年や25年で支払い終えるよう分割払いしているだけだからです。

何十年も積み立てるということ自体が、途中で心折れる作業であるのは、海外積立投資の特殊事情ばかりではありません。その間、経済的に苦しいタイミングだってくるかもしれません。その一瞬の最適解だけでなく、長期的にみた対応ができるのかどうか、それは適切なサポートがあるのかどうかも影響してきます。

解約するにあたって気をつけること

色々考えた結果、やはり解約という選択をしたい、という人はそれなりにいます。手数料が高かったり、思ったような運用パフォーマンスでなかったり、サポートが信頼できなかったり、理由は様々です。

気をつけたいのは、解約にはそれなりに時間がかかる、ということです。ものすごくざっくりですが、3ヶ月くらいを見ておくと概ね大丈夫、実際はもう少し早くできるとは思いますが、急なお金の要り用には答えられないですよね。

満期を迎える前に解約するということであれば、何らか不満があったことも考えられますが、そんなときでも、とにかく落ち着いて必要書類をきちんと揃えること、丁寧に対応することに尽きます。

もう一つ気をつけたいのは、決済に関わる部分です。積立期間中にクレジットカードが使えなくなったりするのも決済トラブルですが、解約時も無事銀行口座に着金させる必要があります。どのような口座で受けるのがいいのか、それにあたって用意しておくべき書類があるのか、などを確認しておきたいものです。場合によっては、銀行側で着金が拒否されてプロバイダーにお金が戻っていく、なんてことになりかねないからです。

一人でやりきるのに不安が残る、という人は解約においても外部のサポートを得ることは大切になってきます。

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